皆さん、こんにちは。
Outdoor-Hokkaidoへようこそ!
山のお兄さんです。
先日、十勝岳へ登山してきましたので紹介をします。
この記事を最後まで読んでいただくことにより、次のことがわかります。
- 十勝岳の歴史や位置などがわかる
- 十勝岳望岳台コースについてわかる
結果から先に述べますと、山頂は雲の中で視界が不良でしたので山頂からの景色は悪かったです。
まずは十勝岳へ行く前の筆者の様子について

次の休みを利用して十勝岳に登ってくるわ~

十勝岳って活火山で最近も火山性の活動しているってテレビでやっていたよ

そうだね!火口付近で発光現象がみられたとかやってたもんね

わざわざ遠いところいかないで、家の近くの山登ってさっさと帰ってきて家の掃除でもしてたいたらいいのに~

おっと時間だ!
いってくるわ!
それでは本題に入ります。
【日本百名山】十勝岳【望岳台コース】
まずは先日、十勝岳へ上ってきたときの動画をYouTubeにアップしていますのでご確認ください。
十勝岳について
十勝岳(とかちだけ)は大雪山国立公園内にある十勝岳連峰の主峰です。
標高は2,077メートルあり、本州の山では珍しくありませんが、北海道の山で2,000メートルを超える山は珍しいです。
十勝岳は日本百名山と花の百名山に選定されています。
北海道の火山の中でも特に有名な活火山で過去に何度も噴火し、最近では昭和63年の噴火でふもとの白金温泉も閉鎖、登山も禁止になるほどの規模でした。
それから登山の禁止も平成2年には解禁になりましたが、噴火のたびに地形が変わり登山道も変化しているようです。
登山道は火山灰や火山岩で埋め尽くされており、わかりにくい部分もありますが、樹林帯はないため、晴れていれば頂上方向を見渡すことができるので道迷いは起きにくそうです。
ただ、各方面への分岐がコース上にありますのでルートミスをしないように分岐では慎重に確認してから進むようにしましょう。

十勝岳の1年
十勝岳の登山時期は6月の中旬から9月の中旬にかけて登りやすい時期です。
6月中は残雪が残っていいますが、気温が涼しく快適な登山をすることができます。
8月中の暑い日はあたりの岩石が熱を持ち、一体が天然のサウナのようになる日もあります。こういった暑い日には水分が足りなくなると、つらい思いをしたり、最悪、命の危険にもつながるので、十分な水分を確保した上で登りましょう。
9月中旬から紅葉の時期になり、周囲の木々はは色づき始め、9月の下旬にかけて見頃を迎えます。
といっても十勝岳自体には樹林帯がないので紅葉を遠くから見渡すような感じになります。
そして、12月に入ると沢沿いは雪で埋もれはじめ、岩などが雪で覆われ始めるとスキーで滑れるようになります。
十勝岳の位置
十勝岳は北海道の臍と言われている大雪山国立公園に位置し、その中でも十勝岳連峰の主峰です。十勝岳連邦は美瑛町から見えるそびえたつ山々、オプタテシケ山から美瑛富士、十勝岳、上ホロカメットク山、富良野岳まで直線状に13キトメートルにわたる山々を指します。
望岳台までの交通手段
今回スタート地点とした望岳台までは自家用車で移動しました。
まずは美瑛町を目指します。
美瑛町から望岳台までは距離約30km。
ひたすら美瑛川沿いの道道966号線を直進します。
途中、青い池やしろひげの滝などの有名観光スポットを経由し、白金温泉を経由します。

白金温泉を過ぎてからはしばらく登ります。
途中素晴らしい高度感のあるワイディングロードを走ります。

望岳台直前に分岐がありますので看板通り、望岳台入り口の方へ進んでください。
このまま直進すると白銀荘の方へいってしまい、望岳台にはたどり着けません。

望岳台についてと十勝連邦がそびえたっています

十勝岳 火山情報
2021/06現在、気象庁のHPによると十勝岳の火山活動状況としては
噴火警戒レベル1
活火山であることに留意。=平常
とのことです。
1.火山活動の状況
令和3年4月8日19時44分頃から23時09分頃にかけて、監視カメラに
より62ー2火口付近で2020年6月と同程度の微弱な火映を観測しまし
た。その後の状況は雲のため不明です。この現象は、高温の火山ガスの噴出
や硫黄の燃焼等によるものと考えられます。
十勝岳では、2021年3月以降、同様の現象が時折観測されています。
この現象の前後で、火山性地震の増加や火山性微動は観測されず、62ー
2火口の噴煙や地殻変動には特段の変化はありません。
十勝岳のコースについて
十勝岳山頂を目指すのにいくつかコースが存在します。
紹介していこうと思いましたが上富良野町HPにわかりやすいパンフレットがダウンロードできるようになっていましたので参照願います。
登山の実際
それでは実際に登った時の感想などを時系列とともに確認していきましょう。
6:20 望岳台出発
6:42 吹上温泉分岐到着
7:08 十勝岳避難小屋着
7:48 昭和火口到着
8:40十勝岳到着。
10:20 望岳台着
というような時系列になっています。
GPSデータだとこんな感じ。
ヤマレコにも載せていますのでよければいいね!お願いします。
それでは写真を参考に頂上まで登ってみましょう。
まずはのんびり避難小屋を目指します。

街の方はとても天気がいい。

十勝岳避難小屋に到着。ちょっとお邪魔して休憩しました。

避難小屋過ぎても町の方はまだまだ天気がいい。
この後、次第に雲の中に入っていくので視界が悪くなってきます。

帰りはこの雪渓を滑って帰ったこようと考えていました。

火口が見えだしてからは雲の中。
修行登山です。
青空が恋しい

頂上に到着。
縦走路への看板が立っていますが、爆風と寒さですぐ下山。


こんな天気の悪い画像をお見せしても仕方がないので、前回登った時は天気が良かったので比較画像をいれさせていただきます。
天気がいいって素晴らしい!

まとめ
といった感じで十勝岳は樹林帯を歩くことなく頂上へ到着します。
樹林帯がない分、見晴らしのいい山ですが、ガスって来ると方向性がわからなくなってきます。
しっかり、看板やケルンをたどっていき、地図やGPSを使用して常に自分の位置を確認しながら進んでいきましょう。
今回、天気には恵まれませんでした、次回皆さんが登山されるときは天気に恵まれることを祈りまして、この記事を締めさせていただこうと思います。
それではよい登山を!
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