みなさん、こんにちは!
Outdoor-Hokkaidoへようこそ!
山のお兄さんです。
今回は前回、斜里岳三井コースを紹介した記事の続編になります。
下山後、体から水分が抜けた筆者は近くに天然水を飲みに行きました。

それは、斜里町来運公園から湧き出している「来運の水」です。
あまりにもおいしい水でしたので、一つの記事にすることにしました。
この記事を最後まで読んでいただくことにより、次の事がわかります。
- 来運公園場所がわかる
- 来運の水についてわかる
- 斜里町の来運の水を使った食べ物屋さんの紹介 ←おすすめ

そろそろ来運の水でも汲んでくるかな~

あそこの水で落とすコーヒーは格別だもんね。

そうそう!斜里町にいけば来運の水を使ったお食事屋さんが結構あるんだよ~
どこもおいしいんだよ!

私も、そば処「らいうん」の蕎麦だべたいな~

そしたらちょっといってみるか~
というわけで本編の始まりです。
来運の水を汲みに来運公園へ行ってみよう!
来運という地区について
斜里町来運地区はアイヌ語で「死者の沢」と呼ばれており、当時のアイヌ語の発音から現代語で「らいうん」と聞こえたため現在の呼び名になりました。
アイヌ語の「死者」は現代語ではその通り、故人を表しますが、アイヌ語では、生きている人たちに対して知恵や知識を与える者として表現されていたようです。
よってこの地はアイヌの時代からも神聖な場所として称えられてきたと言えます。
現在、来運公園は「運が来る」ということで道東のパワースポットの1つとして有名です。

場所は?
まずは来運公園へ行くことが大切です。なんせ斜里町市街地から結構遠くて、ナビがないとなかなか行きにくいです。最近でしたら、Googleマップとか使えばすぐいけるので便利ですが・・。
というわけで、場所を説明してもわかり肉と思いますのでGoogleマップ載せておきます。
JR斜里駅から10㎞程度の距離があり、車で15分ほどかかります。
筆者は、いつも斜里岳登山へ行くついでに20ℓポリタンクを持って汲んで帰っています。
筆者も愛用しているポリタンクを紹介します。
キャプテンスタッグから販売しているミリタリーカラーのポリタンクです。
アウトドアやっている人はミリタリーカラー好きですよね!
筆者もミリタリーカラーのスプレーを買ってなんでもミリタリーカラーに仕上げてしまいます。
ポリタンクはなかなか色がつかないので、ミリタリーカラーのポリタンクを購入することをお勧めします。
中身は水ですが、キャンプに持っていけば一気にいい感じになります。
キャンプ行って、
こんなの出すのダサいじゃないですか!
やっぱりドカンとカッコいいグッズに囲まれていたいですよね!
ちなみに地図に載っている「来運水の学校」にも行ってきましたので後述します。
来運公園はどうなっているの?
来運公園の中には来運神社があり、その周囲で来運の水が湧き出しています。
入り口に水洗トイレが設けられています。中はきれいに掃除されていますが、利用される方も、次の人のためにキレイに使うように心がけましょう。

この先に駐車場が広がっています。

こんな感じの石碑が立っています。
旧来運小学校の開校記念碑だと思われます。

付近には来運公園の看板が立っています。

来運公園を使用するにあたり、注意書きが書かれています。
要約すると次の通り
- 団体で使用する場合は来運自治会長に連絡する。
- 公園内をきれいに使用する。
- ゴミは出さない。
- 片づけをする
- 火器の後始末はしっかりと!

来運神社
ここからが道東のパワースポット「来運神社」の紹介です。
来運神社の鳥居は駐車場のすぐ近くに立っています。
くぐるとすぐに「来運の水」が湧き出しています。

すぐに石碑があります。
「水神碑」と書かれており、お供え物がされています。
いついってもきれいに整備されていることから地域の方々の手によって維持管理されています。

来運神社へ向かいます。
川が流れているので木製の橋を渡って少し坂を上ると境内が見えてきます。

こちらが来運神社です。
お賽銭箱が設けられているので、水をもらうということでお賽銭した方がいいのかもしれません。
また、多数の絵馬が掛けられています。
こちらの絵馬は道の駅「しゃり」で1枚700円で販売されています。
斜里町市街地にある道の駅「斜里」の公式HPを案内します。
絵馬のほかにも、地元で収穫された野菜なども販売されていますので寄ってみてください。
絵馬には皆さんの思いが書かれていました。

大変きれいに整備されています。
これからお水をいただいていきます。と心の中で言います。

来運の水
来運の水は鳥居をくぐったらすぐ見えてきます。
20ℓのポリタンクを複数個運ぶ方にとっては短い距離ですが大変かもしれません。

筆者は下山後でしたので、一目散にボトルに水を汲み飲みます。
水温は非常に冷たいです。
飲むと全く雑味がありません。
なんとなく「軟水」って感じかもしれません。
お茶やコーヒーにとても合うはず!
おいしい水いただきます。

絶えず、すごい量の水が流れてくるので水源が気になりました。
来運の水が湧き出ている部分は木製の囲いで囲まれています。囲いの周囲は池のようになっており、日差しが入り込み水中を照らしています。
とても透き通っていてきれいです。
池の周りにはさら柵が設けられ、キツネ等の動物は決して入れないようになっています。

周囲に流れる川も透き通っていたので、少し上流まで歩いてみることにします。
日光が木々の葉の間を縫って木漏れ日が差し込みます。
そして小川が流れる音。
時間がゆっくり流れます。

来運の水の特徴
次に来運の水の特徴について触れていこうと思います。
特徴的なのは通年6℃前後の水が湧き出しています。
夏に来ると冷たく感じますが、冬に来ると少し暖かく感じます。
これによって、冬でも凍結することはありません。
来運の水はどうして湧き出しているの?
来運公園は斜里岳の麓にある公園です。
斜里岳が大きな雨水枡となり、水分を吸収します。
すると水は地中を伝わり地下へ落ちていきます。
このとき、地中は大きなろ過装置の役割を果たします。
そして地中へ落ちた水はこの、来運公園へ噴き出すのです。
つまり、来運の水は斜里岳の伏流水であると言えます。
この話をきくと神の子池も同じように伏流水の池です。
神の子池については過去に記事にしていますのでご一読していただけると幸いです。
来運の水を使ったおいしい食事を提供している店
来運の水を使って料理を作り提供している店があります。
なかなかネットにはこの情報が掲載されませんが、実際に店の人に聞いたので間違いない情報度と思います。
- そば処 らいうん
- 来運水の学校 ベトナムコーヒー
そば処 らいうん
店主は農家さんで敷地内のプレハブ内で経営されています。席数は8卓程あったと思いますが、
夏シーズンですと昼間はあっという間に混んでしまいます。
それと気を付けなければいけないのが、定休日が多いです。
行く日は事前に連絡して確認してから行った方がいいと思います。
その代わり、腰のある蕎麦に山わさびがついてきて絶品の蕎麦をいただくことができます。
筆者は蕎麦は好きですが、専門ではないので、ブログでわかりやすいく紹介されている方を発見しましたので下記にリンクを貼らさせていただきます。
来運水の学校
来運公園のすぐ近くにある「来運水の学校」
ここは旧来運小学校を利用して校舎及び教員住宅を宿泊施設。
グランドをキャンプ場。
校門にはプレハブ小屋を置き、来運の水を使用したベトナムコーヒーを提供しているカフェがあります。
校門前にはコーヒー屋さんの看板が立っています。
今回はスタッフさんおすすめのベトナムコーヒーを注文することにしました。
スタッフさん自身がベトナム旅行した際にベトナムコーヒーと出会い、日本人むけに飲みやすくアレンジされているようです。
もちろん、来運の水を使用しているとのことで大変貴重な体験となります。


さすが、もとの学校を利用しているだけに、椅子などは学校で使用していた器具で構成されています。
跳び箱を裏返してテーブルになっています。面白すぎる!

出されたのはベトナムコーヒーとスキムミルク。一口お菓子です。
スタッフさんによると本場ベトナムのコーヒーは雑味が強すぎて繊細な舌を持つ日本人は飲めないほどだそうです。
こちらのベトナムコーヒーは飲みやすいように加工しているようですが、スキムミルクを入れないと、めっちゃ苦かったです。
コーヒー豆にヘーゼルナッツ系の甘い香りがするような加工がされているようで甘い香りを堪能することができました。

あたりを見渡しながらコーヒーを飲みます。
ちなみに店内はありません。

先に説明した通り、校舎と教員住宅2棟がはライダーハウスとなっています。
2棟あるうちの片方は校長先生の教員住宅のようで、もう一方と比較して大きくて立派な作りになっているとのことです。ゆえに利用料も高いとか・・。

「来運水の学校」に興味がある方は公式HPがありますので、そちらからご確認ください。
まとめ
今回は斜里町来運地区にある「来運公園」の「来運神社」と「来運の水」そして近くにある「来運水の学校」の紹介でした。
なんといっても、立派な斜里岳の麓で面白い名所があって恵まれた街だと思います。
みなさんも、道東のパワースポット来運神社へ参拝して、来運の水を使用したコーヒーを飲んでみてください。
以上、前回のブログからの続編として、斜里町シリーズをいったん閉じたいと思います。
斜里町にはまだまだ面白い場所がたくさんありますので、少しずつ紹介していきたいなと思います。

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