みなさん、こんにちは
Outdoor-Hokkaidoへようこそ!
山のお兄さんです。
今回は標津町にある山奥の秘湯 川北温泉へ行ってきましたので紹介します。
この記事を最後まで読んでいただくことにより、次の事が理解できます。
- 川北温泉の位置がわかる
- 川北温泉の状況がわかる
- 川北温泉へ行くまでの注意点がわかる

ちょっと川北温泉へ行ってくるわ

どこさそこ?
日帰り入浴?

川北温泉は無人の温泉だよ。
地元の標津町の方が管理しているみたい。
混浴だし。

そしたら入浴料払わずに入浴することできるんだね。
お得だけど、混浴なら恥ずかしいから私は行かないでおくわ〜
感想聞かせてね。私は街の中の温泉にいってくるから。

わかったよ〜
というわけで本編の始まりです。
標津町 川北温泉へいってみよう!

川北温泉の位置
川北温泉の位置は秘湯としては車で行けるので初級レベルだと思います。
国道沿いにしっかり川北温泉の看板がでていますからわかりやすいと思います。

まずは根北峠を目指します。
根北峠から標津町側へ降りると川北温泉の看板があります。
周囲には金山スキー場があります。
この金山スキー場を目印に行ってみてもいいかもしれません。

川北温泉までの林道について
根北峠から続く国道から川北温泉へつづく林道を進みます。
途中危険個所もありますので注意しながら進みましょう。
川北温泉入り口
道路幅は進むにつれ狭くなっていきます。
川北温泉まで5㎞の看板が立っています。

林道入る前のゲート
ここのゲートが閉じている場合、この先車では入れませんのでご注意ください。

崖の崩落個所
林道山側が崩れて岩がむき出しの状態になっています。
さらなる崩落で岩が林道まで転がってくるのを防ぐため金網で表面が押さえられています。

橋と川
林道そばを川北温泉までずっと並走しています。
ゆえにいくつかの細い橋を渡らなければいけません。

熊注意!
かなり山奥まで入っていきますので熊への配慮は十分気を付けなければいけません、
食べ物やゴミのポイ捨てには気を付けてください。

たびたび、紹介していますが、クマへの配慮についた記事を書いていますので、いまいちどご確認ください。
林道のすぐ横は崖!
下の画像を見て危険個所がわかりますか?
おそらく注意のため道路わきの草が刈られています。
ここで草が刈られているところを見てみましょう。

このように路肩が弱くなり、さらに下の川まで高さ10メートルくらいあります。
車で転落するとただでは済まなさそうな感じですので十分気を付けて走行してください。

ラスト200メートル!
いよいよ川北温泉まで200mとなりました。
ここまで来ると温泉の硫黄臭が漂ってきます。

以上、ここまでが川北温泉までの林道の紹介でした。
注意点
川北温泉はかなり山奥にあります。
温泉気分でいくと痛い目に合う可能性がありますので心の準備をしていきましょう。
通行止めになっていることがある!
野生動物に注意!
注意事項はしっかり守ろう!
通行止めになることがある
川北温泉入り口にはゲートが設けられていて、ゴールデンウィーク以降くらいまで積雪により通行止めとなっていることが多いです。
また、後述しますが川北温泉までの林道で土砂崩れなどで通行止めになる場合もあります。
野生動物に注意!
川北温泉や途中の林道にはびっしりと「熊に注意!」の標識があります。動画で見ていただければわかるのですが、かなり山深いところまではいっていきますので、周囲は人間の世界から自然の世界や動物の世界っといったかんじですので野生動物には十分に気をつけなければなりません。
熊ばかり気にしがちですが、実はキツネも恐ろしいです。
キツネは音もなく近づき、靴などを持ち去ってしまいます。
免許証や車の鍵を持ち去られてしまいますと探し出すのは不可能に近いのでしっかり携行するように気をつけましょう。
筆者は登山中に登山靴を持っていかれたことがあります。
注意はしっかり守ろう
脱衣場や林道入り口のゲートには川北温泉に宿泊することは禁止とされています。
我々は川北温泉を利用させていただた身でいきますので、管理している自治体のゆうことは守ろうべきです。
川北温泉の概要
川北温泉は無人の露天風呂で地元のボランティアが管理しています。
その昔、この地に町営の温泉施設がありましたが、暴風被害により倒壊し、浴場を残し取り壊されてしまいました。
よって温泉施設だったころの面影があります。
設備について
無人の温泉として地元のボランティアの方により設備が維持されています。
トイレ
簡易トイレも駐車スペースに置かれています。
中央付近に見える道が林道から続く道となっています。
以上のように地元のボランティアの協力により、設備が整っていますが、「キャンプなどの宿泊禁止」という表示がありますので注意したいところです。

電気
温泉施設だった頃の電気配線が脱衣場までひかれていますが電気は通っていません。
12Vの車のバッテリーに繋ぐ線があって接続すると、周囲の電灯に光をつけることができるようですが、筆者は夜間利用したことがなく、接続方法もわかりませんでした。
脱衣場にはLEDライトが設けられていました。夜間は点灯するのでしょうか?

休憩所
左側に見える青い建物が休憩所になります。右奥に見えるのが脱衣場です。

内部は会議室のような机と椅子の配置になっています。
脱衣場
温泉に付随するように脱衣場が設けられています。
浴室側から脱衣場を取った画像になります。
一応外との仕切りにターポリン生地の布が垂れています。
夏場に来ても、虫の死骸が気にならないくらい、きれいに維持されています。


浴室
浴室はこんなレイアウトになっています。
壁の向こうは女湯になっています。
左側のホースから沢水が出ており、バケツへと注がれています。

湯船の角には温泉が出るホースがついています。
温泉は加水されているもののホースから出る温泉の温度は高めです。

浴室部分に見える赤いハンドルの蛇口も沢水が引かれています。
この赤いハンドルを回して温度の調整をします。

入浴している方が複数名いる場合は相談しながら加水したほうがいいと思います。
浴室は男女に分かれています。
男女の記載はありませんが、山側に向かって左側が男湯、右側が女湯みたいな認識があります。
筆者は男なので左側の湯船をしています。
泉質・効能
泉質は脱衣場の表示を見てみる
- 食塩硫化水素泉
- 源泉温度59.6℃(そばに
- 流れている川から水を加水しています)
- 乳白色
効能
神経痛、婦人病、リウマチ、皮膚病

筆者も愛読している北海道STYLE様の記事でも川北温泉が取り上げられていましたので紹介します。

入浴時の感想
さっそく、入浴しようと湯船に片足を入れたのですが、熱くて入ることができませんでしたので、そばに設けられたホースから水を出し水温を下げてから入浴することにしました。幸いなことに筆者ひとりでしたので自分の好きな温度にすることができました。
無人温泉のアクシデントとして他人との水温で揉めることがありますのでコミュニケーションを図りながら加水しましょう。
乳白色の温泉ということですが若干、緑がかっています。藻の影響でしょうか?
ちなみに冬に来ると管理されていないので大量の藻が繁殖しています。
バスグリーンを入れたように緑色です。

You Tube動画の紹介
今回の記事の内容を動画にしたものをYou Tubeに投稿していますので、ぜひ御覧ください。
本記事では川北温泉の内容について詳細に紹介しますが、動画では簡単に紹介しています。
先に動画を見ていただくことにより、よりブログ記事の内容が理解しやすくなると思います。
動画の評価やチャンネル登録お願いします。
まとめ
今回は標津町川北温泉へいってきましたが、根北峠からそのまま車に乗ったままたどりつくことのできる無人温泉ですのでおすすめです。
ちょっと近くを通った時に「ひとっぷろ浴びよう」と感じたら是非、一度訪れてみてください。
浴室は2つに分かれているので女性の方も大丈夫だと思います。
しつこいようですが、地元の方の協力があっての温泉ですので、自分が入り終わった後は、入る前以上にキレイにしてから帰ってくるように心がけましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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